小説が原作になっている映画って、たくさん出ていますよね。
映画を観た後に、「小説が原作だったんだ!」と気づくこともあるかと思います。
あなたは、小説が原作の映画は観ますか?映画化された小説は読みますか?
わたしは、どっちから先に観れば、読めば、
この作品の世界を楽しめるのだろうか、、、
と、考え始めてしまって、悩んで悩んで、
それだけで疲れてしまって、結局何もしないことが多いです(笑)
(気持ちはとってもあるけれど、
どちらからにするかってわたしの中でかなり重要度が高いです、、、)
今回は、そんなわたしでも
これは本当にどっちも最高で最強だ!
と思える小説・映画を紹介します。
けれど、順番で迷ってしまわないように
小説・映画、どちらを先に観るのがおすすめかも
それぞれ書いてみました。
ちょっとマニアックなものも多いですが、
わたしなりにおすすめを5作品厳選してみました。
おすすめ5選
君の膵臓をたべたい
ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて―。読後、きっとこのタイトルに涙する。「名前のない僕」と「日常のない彼女」が織りなす、大ベストセラー青春小説!
住野よるさんのベストセラー小説。
住野よるさんは、この小説がきっかけで、有名になった方です。
小説が映画化され、漫画にもなって、アニメにもなっています。
人気ぶりが凄まじいですね。
わたしは、この小説を読んだとき、ぼろぼろに泣いてしまいました。
珍しいストーリーなわけではないけれど、
綺麗で美しくて儚くて、思わず心が揺さぶられます。
映画で主演を務めている浜辺美波さんと北村匠海さんが、
小説の雰囲気にあっていてとてもよかったです。
浜辺美波さんって、どうしてあんなに透明感あって純粋で美しいんでしょう。
「君の膵臓をたべたい」は是非、小説を読んでから映画をみて欲しい作品です。
「君の膵臓をたべたい」おすすめの順番◎
小説を読んでから、映画を観る。
告白
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラー。
湊かなえさんの作品を知ったのが、この作品でした。
映画を先に観たのですが、衝撃が大きくてしばらく放心状態に。
「橋本愛さんが好きでなんか話題になってるから〜」という安易な理由だったので、
湊かなえさんの素晴らしさに気づいて一気に惹きこまれてしまいました。
すぐさま小説を買って読んで、
そこから湊かなえワールドに見事にはまってしまいました。
わたしは、これまでミステリー作品はほとんど読んでこなかったのですが、
湊かなえさんの本はそんな方にも読みやすく思わずページをめくりたくなる、
そんな作品ばかりでおすすめです。
この作品は、映画を先に観たけれど、
小説から先に読んで映像になった衝撃を味わってみたかったです。
「告白」おすすめの順番◎
小説を読んでから、映画を観る。
ピンクとグレー
大阪から横浜へ越してきた小学生の大貴は、マンションで同い年の真吾と出会う。性格は全く違う2人だったが惹かれあい、親友に。やがて高校生になった2人は、雑誌の読者モデルをきっかけに芸能活動をスタート。同居も始めるが、真吾だけがスターダムを駆け上がっていくことで2人の仲は決裂してしまうが…。ステージという世界の魔法、幻想に魅入られた幼なじみの2人の青年の愛と孤独を鮮やかに描いた、切ない青春小説。
ジャニーズグループ・NEWSのメンバーである
加藤シゲアキさんの著書。
こちらは、映画を先に見ました。
映画だと理解しきれない部分も多くて、
それが小説を読んだことでどんどんわかっていって
面白かったです。
正直、芸能人が書いた小説は、どうしても斜に構えて見てしまうんですが、
加藤シゲアキさんの小説は文章が上手くて、
ページを読む手が止まりませんでした。
芸能界に身を置いているからこそ、書けた小説なんだろうな、と思います。
「ピンクとグレー」おすすめの順番◎
映画を読んでから、小説を観る。
ジョセと虎と魚たち
足が悪いジョゼは車椅子がないと動けない。ほとんど外出したことのない、市松人形のようなジョゼと、大学を出たばかりの共棲みの管理人、恒夫。どこかあやうくて、不思議にエロティックな男女の関係を描く表題作「ジョゼと虎と魚たち」。他に、仕事をもったオトナの女を主人公にさまざまな愛と別れを描いて、素敵に胸おどる短篇、八篇を収録した珠玉の作品集。
こちらは、映画を先に観ました。
妻夫木聡さんが大好きなので観ました。
(日本の映画は、観る映画をキャストで選びがち、、、)
『メゾン・ド・ヒミコ』と雰囲気が似ているなぁ、と思ったら
同じ監督と脚本家でした。
リアルに日常を切り取った、フィルム加工されたような作品が好きです。
ジョゼの独特な雰囲気がなんだか魅力的で、
ジョゼに恋した大学生・恒夫もまっすぐで素敵な人柄です。
2020年夏にアニメ映画化もするようです。
「ダ・ヴィンチ」で漫画の連載もされています。
この作品は、映画がとにかくとても良いので、
映画でこの小説の雰囲気を理解した上で小説を読むと、
自分の想像できる範囲がグッと広がって良いかな、と思います。
「ジョセと虎と魚たち」おすすめの順番◎
映画を読んでから、小説を観る。
薬指の標本
楽譜に書かれた音、愛鳥の骨、火傷の傷跡……。人々が思い出の品々を持ち込む〔標本室〕で働いているわたしは、ある日標本技術士に素敵な靴をプレゼントされた。「毎日その靴をはいてほしい。とにかくずっとだ。いいね」。靴はあまりにも足にぴったりで、そしてわたしは……。奇妙な、そしてあまりにもひそやかなふたりの愛。恋愛の痛みと恍惚を透明感漂う文章で描いた珠玉の二篇。
こちらの記事でも紹介している『薬指の標本』
静謐で狂おしい物語、と紹介させてもらっているんですが、
まさにその雰囲気がフランス映画の雰囲気とぴったりで
どちらも最高の作品です。
フランス映画は雰囲気は良いけれど短調になりがちなので、
苦手な方も多いと思います。
なので、小説を読んでから、映画を観るとこの作品をもっと楽しめるかな、と思います。
そして、是非フランス映画の良さもこれを機に知っていただけたら嬉しく思います。
「薬指の標本」おすすめの順番◎
小説を読んでから、映画を観る。
最後に
小説も映画もおすすめの作品を5つ紹介しました。
気になる作品は、ありましたか?
この連休中に、是非手にとってみてください◎